1970年~1980年に流行したAORのアーティストとその楽曲を紹介。

1970年代から1980年代初めにかけて、米国で(1)「Audio-Oriented Rock」という言葉が使われた。 これは「音を重視するロック(音志向ロック)」の意で、パンクムーブメントやHM/HRといった若者向けのラウドなロックとは方向性が異なり、クロスオーバー的なサウンドと大人向けの落ち着いたヴォーカルが特徴である。ミュージシャンとしては、ボズ・スキャッグスやクリストファー・クロス、74年以降のシカゴがあげられる。

日本ではAORという言葉が、70年代半ばから80年代前半にかけて、音楽用語としてよく使用された。さらに後の1988年にボビー・コールドウェルの大ヒット曲「Heart of Mine」が紹介される際に、(3)「Adult-oriented Rock」の略語として「大人向けのロック」と独自解釈された。
 以前から「Adult-oriented Rock」のジャンルにおいては、TOTOボズ・スキャッグスがその代表であるとされていたが、さらにその印象が強められた。米国では、このジャンルは「Adult Contemporary(AC)」と呼ばれ、ノラ・ジョーンズなどが解りやすい例と言える。ACは近年では更にHot、Soft、Light、Urbanなどと分類されている。

 ・ Boz Scaggs : ボズ・スキャッグス

 ・ Steely Dan : スティーリー・ダン

 ・ Donald Fagen / ドナルド・フェイゲン

 ・ Fleetwood Mac / フリートウッド・マック

 ・ TOTO / トト

 ・ The Doobie Brothers / ドゥービー・ブラザーズ

 ・ Michael McDonald / マイケル・マクドナルド

 ・ Christopher Cross / クリストファー・クロス

 ・ Chicago / シカゴ