『シルク・ディグリーズ』、『ダウン・トゥー・ゼン・レフト』、そして本作はAOR三部作と呼ばれ、ボズ・スキャッグスは人気の絶頂を迎える。プロデューサー、デヴィッド・フォスターの指揮のもと、これまで以上に洗練を極めメリハリの効いたハイセンスなサウンドは、ジェフ・ポーカロ(ds)やデヴィッド・ハンゲイト(b)、スティーヴ・ルカサー(g)、レイ・パーカーJr.(g)らが参加。「ブレイクダウン・デッド・アヘッド」(全米15位)、「ジョジョ」(全米17位)がシングル・カットされ、アルバムは全米8位にランキングされた。 (C)RS
・ amazon : Boz Scaggs 09. Middle Man (1980) / ミドル・マン
TOTOのメンバーやレイ・パーカーJr.、デヴィッド・フォスターらの強力なバック・アップにより完成させた、80年の作品である。
ロック色の強い内容となっているが、AORの極意ともいうべきスタイリッシュな感覚はどの楽曲にも根づいている。ギターにサンタナを迎えた<4>などでは、彼の本領が大いに発揮された大人のヴォーカルを聴くことができる。
本作リリース後活動休止を宣言し、レストラン経営などの実業家に専念したが、88年にアルバム『アザー・ローズ』でカムバックした。(春野丸緒)
・ Spotify : Boz Scaggs 09. Middle Man (1980) / ミドル・マン
ディスク:1
1. ジョジョ
2. ブレイクダウン・デッド・アヘッド
3. シモン (僕の心をもてあそぶ)
4. トワイライト・ハイウェイ
5. ミドル・マン
6. イン・ニューヨーク
7. エンジェル・ユー
8. イズント・イット・タイム
9. ユー・ガット・サム・イマジネイション