69年以降ソロ・シンガーとして活動してきたボズ・スキャッグスの、76年発表の出世作である。
この洗練されたアダルト・コンテンポラリー作品は、2ndシングル<6>のヒットもあり、ロング・セラーを記録。グラミー賞5部門にノミネートされ、最優秀R&Bソングを獲得した。そして彼に、都会的センスが光るハイ・クラスのAORシンガーという称号も与えたのである。
なお、本作でバックをサポートしたスタジオ・ミュージシャン達が、のちにTOTOを結成させている。(春野丸緒)

1976年に発表され、ボズを一躍トップ・スターへと押し上げた代表的名盤。後にTOTOとなるロス周辺のミュージシャンを起用し、その洗練されたサウンドに乗ってスムーズに歌う本作は、後にAORの代名詞といわれた。

1960年代から活動を始めていた彼の名を一躍有名にさせるきっかけとなった通算7作目。腕利きのスタジオ・ミュージシャンによって制作された洗練されたサウンドとR&Bを体現した彼の歌声でアダルト・コンテンポラリーというジャンルを世に広めたアルバムでもある。シングル「ロウダウン」は全米3位のヒットとなりグラミー賞の最優秀R&B楽曲賞も受賞。アルバムは2位を記録した。名曲「ウィアー・ロング・アローン」収録。(1976年作品)

 ・ amazon : シルク・ディグリーズ(紙ジャケット仕様)【2012年1月23日・再プレス盤】

 ・ amazon : Silk Degrees (Exp)

 ・ Google Play Music : Boz Scaggs 07. Silk Degrees : シルク・ディグリーズ

 ・ Spotify : Boz Scaggs 07. Silk Degrees シルク・ディグリーズ (1976)

1. 何て言えばいいんだろう
2. ジョージア
3. ジャンプ・ストリート
4. あの娘に何をさせたいんだ
5. ハーバー・ライト
6. ロウダウン
7. イッツ・オーヴァー
8. 明日に愛して
9. リド・シャッフル
10. ウィアー・オール・アローン
11. 何て言えばいいんだろう (ライヴ) (Previously unreleased) <ボーナス・トラック> 試聴する
12. ジャンプ・ストリート (ライヴ) (Previously unreleased) <ボーナス・トラック> 試聴する
13. イッツ・オーヴァー (ライヴ) (Previously unreleased) <ボーナス・トラック>

1. What Can I Say
2. Georgia
3. Jump Street
4. What Do You Want The Girl To Do
5. Harbor Lights
6. Lowdown
7. It’s Over
8. Love Me Tomorrow
9. Lido Shuffle
10. We’re All Alone